地獄温泉にはもともと30を超える新旧の客室がありました。
熊本地震と2ヶ月後の土石流災害で約8割が壊滅的な被害を受け時間が止まりました。
再建に当たり復旧を決めた本館(明治中期に建てられた歴史ある建物)と
曲水舎(旧曲水庵:歴史ある古材の柱や梁をふんだんに使った食事処)、
そして新たに建てられた離れ。
趣の異なる3つの建物に4つの部屋タイプを造りました。
それぞれに趣の異なる良さがあります。
お客様の目的や滞在形式によって異なる客室で各々の時間をお過ごしください。
本館
本館は元々明治中期に建てられた貴重な建物。熊本震災、その後の土砂災害を受けて大きな傷を負いました。 地獄温泉の中心である本館、その骨組みや梁、天井、柱などできる限り使い復旧することを第一のコンセプトとしました。宿泊棟の中では最後になりましたが、以前までの木造の雰囲気、木の息吹を感じられるどこにも真似できない宿泊棟へと生まれ変わりました。
本館の特徴でもある回り縁(建物をぐるっと回る縁側)は寛ぎの場となりました。
昔ながらの建物で、隙間風が入ったり、隣とふすま仕切り、共同トイレなど風情ではあったものの問題も多かった造りも、復旧を機に以前は17室あった客室を10部屋とし、しっかりとしたプライベート空間を作りながらも、昔ながらの雰囲気を最大限に残したお部屋に生まれ変わりました。さらに、各部屋にトイレ洗面所のスペースが出来、居間とベッドルームというゆったりとお過ごしいただける空間が生まれました。
上の1
本館2階、表側の客室。和室8畳+寝室ツインベッドルーム
上の5
本館2階、角部屋で本館一景色の良い表側の客室。
和室10畳+寝室ツインベッドルーム
上の6
本館2階、表側の客室。居室と寝室が縁側でつながっているタイプ。
和室10畳+寝室ダブルベッドルーム
上の9
本館2階、表側のもう一つの角部屋。広々とした和室と縁側。寝室は別となっている。
和室6畳+寝室ツインベッドルーム
上の10
本館2階、裏側の角部屋。和室6畳+寝室ツインベッドルーム
上の13
本館2階、裏側の客室。明治期に本館が建てられた際に作られたと思われる石垣を見ることができる。
和室8畳+寝室ツインベッドルーム
本の1
本館1階、表側の客室。居室と寝室は縁側でつながっている。
和室6畳+寝室ツインベッドルーム
本の2
本館1階、表側の客室。
和室6畳+寝室ツインベッドルーム
本の3
本館1階、裏側の角部屋。
和室6畳+寝室ツインベッドルーム
本の5
本館1階、裏側の客室。
和室6畳+寝室ツインベッドルーム
本館玄関
ご宿泊のお客様はこちらで靴を脱いで客室へとお進みください。
部屋ごとの下足箱もご用意しております。
あわいの間
滞在中寛ぎになられる共用の大広間です。
客室の椅子などの家具を展示したり、様々な催しを行ったりと多目的に使える広間となっております。
階段
以前の青風荘をご存じの方なら印象に残っているはず。あの歪んだ階段が改装を機にまっすぐになりました。
木の軋む音、長い年月を経て数多くの宿泊者に踏みしめられた階段はこれからもお客様の足元に。
2階廊下
以前は板張りの廊下を畳張りの廊下へと変わりました。
素足でも冷たくなく音も抑えめに。和を感じる畳の廊下です。
曲水舎
以前は古民家を移築して食事処「曲水庵」として利用していた建物。 改築後は名前を「曲水舎」として現代の旅籠として生まれ変わりました。
お客様や支援してくださる人から頂いた様々なジャンルの本を1階、2階の本棚に並べ、その本を中心とするように客室を配置しました。 1階にはキッチンを備えた湯治のお部屋と、曲水舎ならではの古民家の雰囲気を味わうお部屋。 2階にはロフト(屋根裏)と名付けられたゲストハウス的に使えるお部屋。 滞在する人と人とが曲水舎内ですれ違い触れ合う。そんなコミュニケーションが生まれる空間です。
曲水舎玄関
三和土をイメージした玄関。各部屋の下足箱がございます。
湯治の1
自炊可能な湯治和室。キッチン付きで長期滞在可能です。和室6畳、トイレ、キッチン付
湯治の2
自炊可能な湯治和室。天井には曲水庵の梁がそのままむき出しに。和室6畳、トイレ、キッチン付
湯治の3
自炊可能な湯治和室。冬はこたつでのんびりと。和室6畳、トイレ、キッチン付
湯治の5
自炊可能な湯治和室。和室6畳、トイレ、キッチン付
湯治の6
キッチンと和室が別になった湯治和室。和室6畳、トイレ、キッチン付
曲水舎の1
高い天井、突き出した梁が特徴的な和室。古民家の雰囲気
和室6畳+ロフト、トイレ付
曲水舎の2
入るなり眼の前に現れる梁が印象的な和室
和室6畳+ロフト、トイレ付
曲水舎の3
部屋の真ん中に柱が1本。古民家好きにはたまらないお部屋
和室6畳+ロフト、トイレ付
ロフトの1
板の間の個室。
ロフトの2
畳の個室。
ロフトの3
天井に剥き出しになった梁が特徴的な畳の個室
ロフトの5
まさに梁の下で眠る部屋。畳の個室
ロフトの6
土蔵の中で眠るかのような畳の個室
ロフトの7
土蔵の中で眠るかのような畳の個室
離れ
離れタイプの客室は大きな窓を備え、四季折々に表情を変える山や空を望む高台にございます。
外輪山に沈む夕日を眺め、阿蘇の風に吹かれながら入る半露天風呂。
聞こえるのは鳥の囁き、虫の声。夜には満天の星が広がります。
誰に気兼ねすること無くゆっくりと流れる時間を感じる。
心豊かに、静かに。自分だけの時間をすごす事のできる空間です。
広く取られた窓
客室に一面広がる窓はすべて開放できます。
広がるのは南阿蘇の景色。とても開放的な空間。
目の前には縁側、離れ専用の庭がございます。
客室専用の半露天風呂
離れ客室には専用の半露天風呂がございます。
窓を開ければ南阿蘇の景色、
風が飛び込んでくる開放的な半露天風呂は
もちろん源泉かけ流しのお湯。
贅沢に自分だけの地獄温泉をお楽しみください。
コンクリートと木とガラスで造られたエントランスのあるロビー棟 外から見ても中から見ても木のぬくもりを感じられるモダンな造り。 北欧のデザインと和のデザインを意識したロビー棟です。 到着後はこちらでチェックインをお済ませください。日帰りの受付もこちらでおこなっております。
レストラン
ロビー棟に並んで造られたレストラン棟「山竈処」 まず目につくのはむき出しの竈。
そして土間を感じさせる床。 囲炉裏のカウンターなどワクワクさせる造り。
日帰りのランチ営業から、宿泊の方の食事(夕食・朝食)までこちらでお出ししております。
囲炉裏の飯処と、奥には個室の懐石室「あそつみ」がございます。
ご飯の炊ける音と香り、囲炉裏の炭火の爆ぜる音や匂い。
ここでしか味わえない地元阿蘇の食材を使った料理を気兼ねなくお愉しみください。
施設基本情報
客室 | 本館・・・10室 曲水舎・・・ロフトタイプ3室/湯治室5室 離れ・・・3棟 合計21室 |
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湯処 | すずめの湯・・・男女別内湯各1ヶ所/着衣混浴露天風呂1ヶ所 元の湯・・・内湯1ヶ所 たまごの湯・・・半露天風呂1ヶ所/露天風呂1ヶ所 |
ロビー棟 | フロント、お土産販売 |
山竈処 | 朝食、夕食会場 個室食事処 |
共用部 | 曲水舎・・・Library/ランドリースペース/共用 Dining & Kitchen 本館・・・ラウンジ |